「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」
1992年公開。原題は「黄飛鴻之二: 男兒當自強」映像にも表示されるけど、読めないですね。
香港の返還前の映画です。
90年代版としたのはもしかしてリメイクなんてあるのかなと思いました。
実はこの版以前にもたくさん作られていたらしいです。
2作目の感想
【靴】
冒頭の白蓮教の女の子の見せ方が靴からだった。「グランド・マスター」と同じだなあと思いいました。纏足ではありません。運動靴の下駄バージョンみたいな。
この女の子が纏足かなどはわかりません。
【イーとの仲が進展】
カップリングが好きな人にはこの話って素敵ですねと思ったかもしれません。ウォンとイーで妄想になってしまいそうなくらいそんなネタばかりが散りばめてあったかも。イーはウォンの血のつながらない叔母なんだって。
【弟子が1人だけ】
フーという弟子。天地黎明は数人いた。今回は旅行中で1人だけに。前回、いたのかな。この人がイーにやたら下心を持っていたというかそれしかなかった。
【孫文たち】
トンって誰?
2人。
【今回も混戦】
朝廷、外国人、革命家、反乱宗教
で、ウォンはどこにも属さないでそれぞれに関わるという不可思議な立ち位置。
最終的に白蓮教と戦うウォンだった。白蓮のリーダーってほぼ、出てこなかった。~大師って人。白蓮教が領事館にぼろぼろの祭壇神輿をぶつけるシーンがおかしかった。
でもアクション満載だからチープなところも目をつぶれそう。
このアクションのところは今でもどの映画も超えられないだろうと思う。
【白蓮教との最終決戦】
ウォンとトンで白蓮教の会場へ。
トンが持っていた傘で信者を攻撃。でも、折れてしまう。傘を使ったアクションも圧巻だった。でも血を浴びて、ちょっと殺人鬼になりそうな予感がした。
※信者たちは霊力で不死身になっている。
トンが逃げずにウォンの周りをうろうろしていたのは中国の将来を案じるセリフを言うためだったか。
白蓮教との対決でウォンのヒーローが言うセリフ(悪を成敗するみたいな)がいまいちチープだった。あまりそういうことを言わない方がウォンらしいのに。
【最後の10分を切ってもアクションに次ぐアクション】
白蓮教の対決は終わったのですが、さらに役人との対決もありました。これは事前に一度、対峙していました。なのにスルーして終われません。この時代の役人の姿はキョンシーみたいですね。もうあと数分で終わりそうなのに、ちゃんと対決セットも白蓮教とは違うものをしっかり用意してました。壁だらけの迷路みたいなところ。壁を突き破ると外に出られる!という展開でした。
【ラストのデレデレって何だろう?】
あからさまに(フーへの質問がおかしい)ウォンはイーが好きを表現していた。どうせ次の船でイーと合流するんでしょう??イーも一緒に船で孫文とどこに行くんだろう??
船を見送るだけでよかったと思います。
【ベタな恋愛ドラマも進展】
イーって朝ドラの主人公みたいに鈍感な子じゃないんですよね。周りがお膳立てしないと自分の気持ちにも気づかないとかではない。小学校高学年っぽいイメージの女性。
この物語で2人の恋が進展しない方向性(ウォンはずっとイーの気持ちに気づかない鈍感男)でもいいけど、三角関係展開もないし、くっつく方向性でいいのか。
ウォンはずっと気づかない方が逆朝ドラ主人公で面白いけど、そうしなかったパート2でした。
パート2も盛りだくさんでした。