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香港映画

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ウォン・カーウァイ「天使の涙」感想 2020年に見た

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ウォン・カーウァイ「天使の涙」感想 2020年に見た

恋する惑星はテレビでよくあっていて、見ることが多かった。でも本当に好きなのはこっち。はじめて香港映画に興味を持ったのもこの作品だった。なのに、見返すことはほとんどなかった。
ある曲を聞いていて、ラストシーンが浮かんで、本当にそんなシーンがあったかを確かめるために見た。



ミシェル・リーの多彩な顔

最後は全くの別人みたいな表情で映画のエンディングも飾った。

1.冒頭のお部屋掃除

2.バー

3.手書きの仕事の見取り図は外見と違ってとても子供っぽかった(FAX)

4.洗濯しているときの顔





これだけ目立っているけど、日本のポスターはカレン・モクで存在感なし。




ウォンカーワァイの映画で親子関係を描いたのはこれだけ?な気がした。




カレン・モクのシーンでは常にハングル文字が背景にあった。のを今回、気になった。






基本的に、英語、日本語、ハングル、北京語、広東語を網羅。白人、黒人も網羅。黒人は今、旬だから気になった。




チャイナ服

カレン・モクも着てた。登場シーンかな。映画のポスターにも使われている。2度目の出番の時は現代の格好だった。ミシェル・リーも着てたかな。チャーリー・ヤンは言葉だけ。メイド風のチャイナ服って。




花様年華になると、ずっと着てた。個人的に苦手。纏足の調べてから余計に苦手。女性の抑圧の象徴にも思える。だって足をよく見せるための服なんだよね?




銀魂ではそうは思えなかったけど・・・

神楽が最終章に生足設定なのかずっと気になってた。





要するにあちらの人は歴史的伝統で女性の足が好きらしいです。

そこが嫌い。個人的な好みでなく、歴史的な本能として持ち合わせているって想像すると気持ち悪い。そういえば、BLでも足ってわりと強調される。そんな描写が多い!





エンドロール

映画館にいるような臨場感。当時の熱気がそのままのようにも思えた。その後もずっとこのままが続くような無邪気さ。ウォン・カーワァイもまだ小難しいものを作らず、ライトな感覚で香港を舞台に作り続けるのかなーみたいな。





でも実際は、エンドロールの文字は簡体字になり、歌声は北京語になり、誰も気にしなくなるディストピアになった。




日本じゃ考えられない。

エンドロールの文字が簡体字になり、歌声が北京語になるなど・・・




タイトルの文字表記の疑問

この映画のタイトルバックの文字は本当の繁体字じゃないようだった。でも、現地の版もこの字体を採用してた。堕落天使は簡体字も日本語も同じ。簡体字は簡略されないものも多い。




フランス版ウィキでは発音記号が北京語になってた。



金城のシーンの歌


歌詞とピンイン

我のピンインが北京語じゃないです。

解説
この曲が選ばれた理由がベストマッチしていることがわかる。ちゃんと考えられている。




ピンインを見ながら聞くと、普通話じゃないことがよくわかる。





監督のインタビューをネットで見つけた。96年の来日。ネットにまだ残っているらい近いのに、すっかりもう香港は変わってしまったな。誰ももう香港では映画は作らない。
http://www.cinemajournal.net/bn/37/angels.html

やはりミシェル・リーは薬物中毒設定らしかった。そんな感じがした。でも、そうでない風に出来上がってたね。




誰も作らないだろうけど、去年のデモでも誰もが動画を撮影しまくってアップしていた。そんな様子がデモの様子によく写り込んでいた。彼らは全く見たことない世代だろうけど、DNAとして生きている。








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