ウォンカーワイ
今でもわりとネットで取り上げられていることを知る。すべてのシーンが切り刻まれて動画や画像としてネットに散らばっている気がする。ラストだけど動画もYouTubeにアップされていた。
ウォンカーワイのweiboはなくて、会社のweiboはあった。やはりというか。
どうせ意味なんかないんだろうとか、思ってしまってた。だって、脚本もないし、撮影もいつも遅れてテキトーらしいし。うまくつなぎ合わせたらなんか結末ができあがった的な?だからもういいかなと思ってた。そのオシャレな映像に意味なんてないのだろうし、なのに、いつまでもウォンカーワイにどこかこだわりというかあった。
それが去年「藍宇」を見て、こだわりを捨ててもいいと思った。スタンリー監督の方が上ではと思った。
でも、できないと思った。
わりと中国の伝統(チャイナ服、女性の足への執着)を重視してる。香港映画の伝統も重視(派手な銃撃戦、日本の時代劇の最後の方のチャンバラシーンみたいなもの、でも、今では残虐だって言う人もいる)
北京語もたくさん使われてた(台湾由来としてだけど)「天使の涙」久しぶりに見ると、本で読んだ監督の生い立ちが重なるところもあった。お父さんとのやりとり、5歳でしゃべれなくなったとか。そのまんまかもとか・・・
金城の心の声では北京語がしゃべれる。でも、表立ってはしゃべれない。なんか深いと思った。
あれから何十年か後の日本ではウォン監督に影響を受けた人はついぞ出なかったと思う。似たような演出にこだわる人とか。