忍者ブログ

香港映画

香港映画についてのブログです。

【香港映画の今後】あるべき姿に戻っただけと思うことにした

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【香港映画の今後】あるべき姿に戻っただけと思うことにした

1あるべき姿に戻っただけ
もし製作国の欄に香港/中国となっていたら製作のための資金が中国マネーだったり舞台、キャスト、言語のいずれかが中国かもしれませんね。



香港の返還は本当にある意味、大きかったようだ。2000年代まではまだまだ変化がなくとも、2010年代に入ると顕著に変化があったかも。私がここ数年よく見ていた「柔道龍虎房」(2004年)では変化は感じられませんでした。去年、見た2011年「捜査官X」はやっぱり・・・「ミラクル7号」の原題は長江。




ただあるべき姿に戻っただけと思えば歴史的に正しいです。今年4月「算死草」という映画を見てそんな考え方もアリかなと思うようになりました。香港は中国本土から来た人が多いです。しかし外から見ているともう香港映画にフランス映画、韓国映画、日本映画みたいな枠組みの映画は期待できないです。全く関係ない部外者がその土地らしさを求めても仕方ありません。




2返還は文化に急速な変化をもたらしていた
よって香港映画というジャンルはいずれなくなるのだろう。「十年」という映画はあながち過剰な心配でもない。一国二制度が完全に終了すれば広東語の映画はゼロになって(今は香港映画の製作本数は年に40作品ぐらいって聞いて驚きました、日本の邦画は2014年の公開本数、615本なんです)香港は中国の一地方都市化になるのだろう。




政治的な学生のデモとか騒動がよくニュースで取り上げられていました。実は文化の面では急速な変化がスピーディーに進んでいたみたいです。




3今の時代の映画鑑賞は・・
映画で話されている言語が何語かってことにこだわっていたら、これからの時代は映画が観づらくなります。またネットで調べていたらヨーロッパではほぼ吹き替えなんだそうです。ネイティブ言語をわからなくとも楽しみつつ鑑賞するのでないらしいです。




香港のケースはグローバル化というよりローカルなグローバル化に吸収。日本が江戸から明治になって地方が地方になったように・・・




映画を見てその舞台となる土地や話される言葉が好きになってという鑑賞の仕方はこれからの時代、本当に持ってはいけない感情のような気がします。なぜならグローバルな時代ですのでその監督の出身がどこであれ、映画の舞台や言語は世界中のどこかのものにしばしば変わる。最終的に英語に行き着くだろうけど・・・




4香港映画でなく中国映画を見ていると思えばいいだけ

映画を観る人も変わったと思います。97年以降、韓流ブーム、台湾ブームで定着。香港映画ブームはいつのまにか・・・ニーズもないから衰退しつつも誰も目を向けない?
だから要するにもう中国映画を見ていると思えばいいだけですよね。別に嫌いじゃないし・・・今は中国映画と香港映画の区別もつかない人もいたりして!




あるべき姿に戻りつつあるけど、一時代を築いた香港映画はもう過去のものとなりそうです。だから徐々に離れていったのも無意識だったけどなんとなくわかっていたのかな。今頃ふるさとが懐かしくなって戻ってもその使われいてた方言も消えてしまって、「夏草や兵達が夢のあと」!つまり、時すでに遅しです。



2016年6月28日火曜日 記





PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R

ブログ村