検閲について調べていて、見つけた記事。検閲基準は年々、緩和傾向にあったけど、2019年から厳しくなった。
同性愛者が主な登場人物の映画の中国国内での劇場公開初は2015年だったらしい。※中仏合作映画。王超(Wang Chao)監督。
↓要するにカンヌ映画祭にフランスとか国際的な事情が透けて見える。
2019年4月の記事
同性愛に関するところを10ヵ所削除した。4分ぐらい。でも苦戦。時代的に国民が知らないかもと記事に書いてあった。
いつ検閲するの?
脚本段階?
でも作品ができてからシーンのカットや公開中止にしたりもあるみたい。
↓ブルームバーグの記事。張芸謀監督の「ワン・セカンド」、ベルリン映画祭で上映中止など
2019年9月5日の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督のインタビュー
天安門の取り扱いは大陸の映画ではいまだにタブー
香港映画の衰退の分析もある(マーケットの変化も関係する)
検閲の推移
↓
検閲にどうやって通るか?
そんなことを考えてまでも中国国内の映画館で上映したい理由はなんだろう。多くの中国国民に純粋に観てもらいたい、お金を儲けたい。この監督さんは前者だろう。ブラックボックス的な方針なんかに合わせていたらストレスでしかない気がする。