映画「西遊記〜はじまりのはじまり〜」の感想のまとめです。
原題は「西遊 降魔篇」
2013年公開。
邦題のサブタイトルの方がわかりやすいですね。
玄奘?って聞いたことがあったかもなあ。タイムリーなことに最近、玄奘訳の般若心経が発見されたそうです。
中国北京の古寺、雲居寺は、同寺が保管していた石に刻まれた般若心経が、唐代の中国の僧で、「西遊記」の三蔵法師として知られる玄奘三蔵による現存する最古の漢訳であることが分かったと発表した。西暦661年に刻まれたとしている。中国メディアが27日までに伝えた。
2016年9月27日毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160927/k00/00e/040/138000c
唐の時代の人らしいです。661年って日本では大化の改新(646年)のあと・・・
どのエピソードもていねいに描かれた映画。主人公、半沢直樹に出てた人に似てた気がしました。孫悟空の顔色が青と紫をまぜたような色だったのがマイナスな印象を残しました。
真・善・美って言葉をあの孫悟空の口から聞いてもね。よいことを言ってもマイナス。つまり主人公は性善説を信じてるようです。
2人ぐらいで話し込むシーンが多かったかな。長め。この映画はボケとツッコミ的な形式を一応、取ってたかな。とにかくこの映画もやっぱり仏教要素が強かった!それに大日如来って聞いたことあると思いました。
100%的にもうほとんど中国映画です。どんな映画だろうと思ったらやっぱりシンチーの映画らしかった。
日本公開時、わりと盛り上がっていたようだけど映画の中の言葉が違っていてもだれも気にも留めなかったのかもしれない。だからこそ、見るのをためらっていたけど国語でもシンチー流のそれっぽいセリフ回しでした。
【メイドイン香港の終焉】
もう映画はほぼ中国製みたいですよね。最近のランキングの映画も一応、合作という形にはなっていますけど。。。近年は一年に10作品も作られているのでしょうかね。
【ラストのシーン】
どこかで聞いたことのある音楽が流れていました。エンドロールによると日本の曲っぽい感じでした。「G-men75」(東映製作)「柔道一直線」とありました。またこのブルーレイは日活より発売なんですね?もともと配給に日活が入ってます。
音楽の参考音源
https://youtu.be/0SR5fJpCa8w
https://youtu.be/QIXmlSkLEBk
インタビューを発見
http://blog.livedoor.jp/huanxiong/archives/1015271835.html
http://blog.livedoor.jp/huanxiong/archives/1027046970.html
あのスー・チーの歌は「チャイニーズ・オデッセイ」のものらしいです。多くのレンタル屋さんをはしごしてもなくて見ることがかなわなかった幻の作品です。DVD、売ってあるのかな?
惜しいところは、わらべ唄の経典です。シンチーの映画では劇中に登場したものはささいなものであってもちゃんと活用されるのですが「わらべ唄の経典」はあまり活用されなかった気がしました。最後まで登場しましたけど・・・