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香港映画

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合作映画・検閲などについてのおさらい

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合作映画・検閲などについてのおさらい

2017年9月の記事




合作映画は検閲アリ(香港・中国だけでなくどこの国との合作でも)
合作映画は国産枠になる(外国映画の上映枠はわりと少ない)
日頃の言動のチェックもある。



2016年11月から検閲を強化

NG
・国家の安全に危害を加える
・民族対立をあおる
・同性愛
・迷信(幽霊)
・公安当局を悪者と描く





※補足:2017年のデータで中国国産映画の生産数は874本で世界2位。
外国映画の上映枠は少ないけど、裏技として配給権を中国側に売れば、国産映画扱いになるらしい。その代わり、お金は入ってこない?
2018年に中国国内で上映された日本映画15本。
配給権買取上映数、2018年で78本
 2018年のハリウッド映画上映数40本。
2015年12月は「十年」が公開になっている。
中国国内(大陸)上映禁止。



2019/9/30 補足


アジア映画の森(2012)で知る2002-12年ぐらいの10年の間の中国大陸の映画事情。
このころは検閲は甘かったと。見過ごすことも多かったらしい。
2000年代の天安門に触れた2作品は上映不可だったようだ。
でも、映画館で上映されなくてもネットやDVDで見れるらしい。
疑問
文革は描いてもいいのか?





合作でないと利益が出ない
昔と違って他の地域の市場がない。
合作
デメリット・・・検閲(自由がない)
メリット・・・巨大な市場
合作でない
デメリット・・・市場が狭まる
メリット・・・自由に作れる
一国二制度が逆作用を起こしてしまっている?



2019年10月1日補足


香港映画が衰退した理由は米中貿易摩擦のニュースとかで言っていることと似ている。
なんとなく。合弁・技術移転の話。合弁会社を作って、技術を移転させる。合弁は絶対で、技術移転も強制。こういうのもよく知らなかった。


例えば日本の白物家電メーカーが目の前でいつの間にか消えてしまっているのもほとんど話題にならない。これとも似ている。


いろいろあった東芝は中国メーカーに白物家電事業を売却して、名前だけを使ってもらえるようにした。
(紆余曲折あって、どうしようもない展開になって、なぜなのか?こういう形しか現状を打破できないように追い込まれているのは似ている)



合弁は合作のこととつながる。
中国はゼロから発明はせずにすでにあるものを取り入れていて格安で作っているっぽい気がする。

14億人市場でもう800個も1年間で自前で作れたら香港の映画人なんて要らなくない?
たった700万人しかいないのにどうして必要とされたんだろう。



返還後にみんな向こうへ行って、合作を作って、お互いに金を儲けた(win-winな関係)



初期でなく、遅れて参入する人もいるのにも驚く(トー監督)。こうなると何を信じていいのかわからなくなる。
要するに香港映画は中国にうまく利用されただけなのかな。
藍宇に関しては違った。それがわかっただけでもよかった。




2019.11.8追加
日本は中国と協定を結ぶ。21番目の国。
https://www.nippon.com/ja/currents/d00453/


この記事からわかること
・香港だけじゃない 21ヵ国が同様のことをしている
・中国映画へ日本の技術を使って活性化させたい意図もある(製造業と同じ構図)


でも、合作、共同制作したからって心の思想面でもほぼ100%中国人になってしまう人はいないはず。
中国の国策映画製作に参加したり、中国政府擁護コメントを言ったり・・・
ここが香港と他の国との違い。





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