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香港映画

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映画のハッスル・キングの感想レビュー【チャウ・シンチー主演】

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映画のハッスル・キングの感想レビュー【チャウ・シンチー主演】

映画「ハッスル・キング」の感想ビューです。チャウ・シンチー主演です。原題は「算死草 Lawyer Lawyer」おそらく主人公が弁護士だから。かんたんですがまとめてみました。




歴史がダイレクトに描かれていた

セリフにも顕著に。

「香港は西洋人に占領された・・・団結して西洋人に対抗しよう」
9分頃 陳

「李様が"歓の無実を晴らせば民族の英雄″だと富も名声もあなたのもの、おめでとう!」
42分 李鴻章駐香港事務所の人(※裁判に負けたら"国辱"家族全員死刑だそう)
歓の件は中英合意により英国法廷で裁かれる。上告は×で被告の弁護は許可される。



裁判長
「ここは大英帝国の法廷だ 低俗な中国の法廷とは違う・・・さもないとお前は中国人の面汚しになるぞ」


「何が大英帝国だ 香港はお前らに貸してやってるだけだ 俺たちの領土を占領しやがって・・・」
50分ごろ

主人公の陳のセリフに他にもあります。(これでぜんぶかも)



※裁判は香港最高裁判所で行われました。



中国の裁判の映画をはじめて見た!

日本では裁判のドラマが多くて見慣れています。とくには「リーガルハイ」が印象に残っています。中国の裁判だけど英国式。バッハみたいなカツラを検事、裁判長(英国人)など被っています。さらに陪審員(地元の人たち)もずらっと並んでいます。



その他

1.邦題
テキトーすぎるかもしれません。ハッスル?たぶんあの映画があってその後にDVD化になったのかなと思わせるタイトルです。

2.豚の舌
きもちわるいです。人間の舌には見えづらい。幅、長さも恐竜の舌みたい。巧妙に作ってあって不気味でした。

3.わりとよくできている破綻のないストーリー
100分もないですが短いなりにテンポ良く起承転結ができています。でも裁判になるとどっちが勝つかわからないのでやっぱり混迷します。

4.勇気を与えてくれるセリフ
水蓮
「ネズミのような臆病ものだわ」
「今逃げたら 一生ビクビクして逃げ隠れすることになる」
1時間09分


呂忍、陳
「"孤独だ"は英語で何と言う?」
「アイラブユー」
34分

5.髪
歓は香港に来て髪の毛を切りました。で、その髪型が問題みたいでした。でも誰の真似をしたかわからず笑えませんでした。巻き戻して最初の方を見ると印象が違ってますね。帽子と三つ編み。マイナス10歳に見えました。かわいい?


6.笑いの違い
日本の笑いってボケとツッコミがかなりはっきりしていますね。
「なんでやねん」とかいう返答?
でもこの映画ではそこまで明確にツッコミを言わなくてもOKなのかな。もちろんちゃんとツッコミのようなセリフもありますが弱い感じ。



7.なぞなぞ
最初の方にあったなぞなぞ。
「黒猫は黒、白猫はしろ、パンダは何色?」「正解は白黒」
はわかりますね。赤だと思うかな?

「点と棒、壁に槍、木と木、じいさんやせた」何の字?「漢字」
はわかりませんでした。



まとめ

歓役のエリック・コット(葛民輝)って人、ウォン・カーワイのプロデュース作品「初恋」(見たことあったかな?)に出演するような有名な人みたいです。主題歌も歌ってたようです。
あれから20年ですし、今のことはわかりません。


つまりこの映画ってうるわしい師弟愛の映画らしい。



資料
http://baike.baidu.com/view/152746.htm
データ(中国語)

http://xn--dl-7y7dm66c.com/category10/entry71.html
あらすじ


感想

<英国と香港>
この映画は97年作です。中国へ返還された年。あからさまに描かれていてびっくりでした。今年は「十年」という映画が金像奨の作品賞に決まったりしています。NHKのニュースによると香港でも人によって考え方も違うらしい。中国もこの長い時間の中で変化したし、個人的には英国支配は○だとか思っていたかもしれません。



<日本から見て>
同じ時代を日本のドラマでもよく描かれています。「あさが来た」とか。日本は脱アジアで西洋礼賛なテイストがほとんどです。他の国の人は西洋をどう思っていたのかも気になりますね。



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