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香港映画

香港映画についてのブログです。

チャウ・シンチー「ミラクル7号」の感想【使われていた歌のネタバレあり】

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チャウ・シンチー「ミラクル7号」の感想【使われていた歌のネタバレあり】

比較的に最近の?チャウ・シンチーの映画をレンタル店で見つけたので借りました♪2015年は「少林サッカー」がBSであっていてちょっと見ましたね。途中から録画しました。変な?シーンがあって頭から離れませんでした、一時期。(実は映画館で見ました、いつもBSであってる気もする)何年か前のあの映画、映画館に行けばよかったな、、、今頃、後悔、、、「ミラクル7号」の存在を知らず2008年の自分は何をしていたのだろう?







0.基礎データ


2008年の映画。旧正月の時期に公開。
監督・脚本・制作、チャウ・シンチー。



原題は「長江7号」英語タイトル、CJ7号。邦題は「ミラクル7号」長江って中国語でミラクルという意味?川の名前と思ってました。



またネットで調べてわかりましたけど、こっちもびっくり、、、ディッキーを演じた子役は女の子??学校のお金持ちの子も?見えないなあ。そういえば、ン・マンタ(呉孟達)って出てなかったですね。
まだ公式サイトが残ってます。




1.舞台


舞台はすごく広々とした平地だったんで中国本土?かなと思いました。ロケ地は寧波と書いてありました(ウィキ)



2.香港映画も気付かないうちにグローバル化の波が・・・


セリフの随所に英単語やセンテンスが散りばめられていました。(昔からかな、「傷城」でも乾杯を「Cheers」と)ディッキーとナナちゃんが家で踊るシーンとエンディングで英語の歌(同じ曲)が使われていました。ドイツのグループらしい。のちほど紹介。



配給がソニー・ピクチャーズ。
1989年コロンビア買収。
スターオーバーシーズ・コロンビア・ピクチャーズ・フィルム・プロダクション・アジア・リミテッド※1・アンド BEIJING FILM STUDIO OF CHINA FILM GROUPCORPORATION PRESENT※2


時代が変わったんですね。


※1・・・2000年に設立。
映画産業ビジネスモデル研究会 報告書 経済産業省著


※2・・・1999年に設立。
この会社のウィキペディア(英語)



3.よく考えたらシンチーも監督で主演だったりする人。


Xavier Dolanと同じ。ドランのインタビュー記事の読みすぎで何がすごいのかわからなくなってきた。この二人を自分の中で比較分析して相対化を図りたい。シンチーはどんな歌を普段聞き、どんな映画に影響を受けたのでしょう?知りません。



4.ナナちゃんはかわいいんだけど、、、


ハリウッド映画なら少々古いけど「グレムリン」を思い出します。今はぜんぶCGアニメ化してますね。一般的にこの手のキャラってかわいい or 怖いのどっちかになると思うのですがナナちゃんって行動がシュールでキモカワでしたね。妙に生物っぽいのに電池はどこから?とかあくまで電動のハイテクなおもちゃみたいに思われていた。本当は宇宙生物。




5.88分しかなかった・・・


ほどよい時間で終了。いつのころからか映画は90分って思うようになって、、、今は120分以上あるのが普通です。この映画だって2000年後期です。




6.総合評価


ナンセンスなギャグもいっぱい健在でした。いまだにわからないけど、、、、いつもチャウ・シンチーを見たいためにその映画を見てしまう自分です。途中、中だるみしてた?と厳しい批評も書いておきましょう、、、一転、ラスト30分のテンポ感はリズミカルだった。「永久に構わないで」が伏線。この映画におけるお父さんの存在意義も見いだされました。



最後の方のディッキーが泣きながら眠るシーンはリアリティがありました。実際に私もそんなことが過去に、、、



思い返すと主要な舞台は3つ。そこを行ったり来たり。非常にコンパクトにまとまってました。



7.音楽


使われている音楽なんてチェックしていたほうがいいのかな。そんなに力を入れてないと思います。あの曲、古いんですね。ナナちゃんとディッキーが家で踊っているとき?おうちのラジカセの曲。





英語だったけどドイツのグループ。Boney M「Sunny」1976年で往年のヒット曲っぽい。歌詞の意味はこちらでチェック。映画の内容とマッチしてますよね。



あと、最後のシーンで流れた雨の日によくラジオで聞くあれです。






「I Like Chopin」
誰が歌っているのかもわからないです。日本語のカバーも存在します。映画ではボーカルなし。Gazebo(ガゼボ)イタリアの人。1983年の曲。



香港映画のよくあるパターンとして主役の人が歌謡曲っぽい歌を歌うとかありますね。



ということで面白かったです。久しぶりに(2013年以来だからそんなことないか)レンタル店で借りて香港映画を見ようと勇気を持って手に取ったのがこの映画でした。



2016年3月21日月曜日 記





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